小児歯科

小児歯科とは

小児歯科とは歯が生え出してきた1歳くらいから永久歯が生えそろう16歳くらいまでを対象に行う歯科治療のことです。
お子様の健康な成長の為の歯の発育を考えた虫歯予防や、健康な歯並びや成長の為の小児矯正や虫歯になってしまった場合の治療を行います。
浜中デンタルクリニックではお子様の早急な強い痛みがある場合を除いて、まずお子様との信頼関係を築く事から始めます。お子様は初めての先生や診療室には不安でいっぱいで来ています。
まず担当医、歯科衛生士などと楽しくおしゃべりをして治療器具に慣れて頂きます。

子供の虫歯予防について

乳歯は虫歯の進行がとても速い

乳歯は永久歯に比べてとても柔らかく小さいため、虫歯になりやすく、進行が速いという特徴があります。またお子様の年齢や成長に合わせて治療が変わってくるため注意が必要です。

虫歯になりやすい場所

小児のむし歯は以下のように年齢によって出来やすい場所が違うという特徴があります。

1~2歳

上の前歯(断乳の時期が遅いと虫歯になりやすい場合があります)
2~3歳

奥歯の噛み合わせの溝(咬合面)
4歳頃

一番奥とその手前の奥歯の接している部分(隣接面)
6歳前後

生えたばかりの永久歯(第一大臼歯または6歳臼歯と言います)の溝のところ(咬合面)

年齢に対応した虫歯になりやすい箇所を知ったうえでケアすることは小児の虫歯予防において大切なポイントになります。当院ではフッ素塗布やシーラントにより、お子様のお口の健康を守ります。

将来のための虫歯予防

お子様が初めて虫歯になる時期を遅らせることにより、将来の虫歯の数が少なくなるというデータが報告されています。また24歳くらいを過ぎると、新たにできる虫歯の本数は限りなく0に等しくなるという統計もあります。そのため乳歯の内から虫歯予防に注意を払い、成人まで健康な歯を維持できれば、将来虫歯に悩まされることなく、長期的に健康な歯でいられる可能性が高くなるのです。

当院の小児歯科治療

フッ素塗布

フッ素塗布したエナメル質の一部がハイドロキシアパタイト(HAP)よりも溶解度の低いフルオロアパタイト(FAP)やフッ化ハイドロキシアパタイト(FHAP)の結晶に置き換わり、酸抵抗性を持つという脱灰抑制作用があります。

また脱灰エナメル質の中のリン酸カルシウムの反応が高まりHAPに変わり、FHAPやFAPに変化していきます。このFHAPやFAPは、HAPやその他のリン酸カルシウムと比較して溶解度積が小さいので、カルシウムやリン酸の濃度が比較的低い条件下でも析出しやすくなり歯の再石灰化が促進されます。

さらにフッ素がプラーク中に取り込まれると、細菌の代謝系酵素を阻害して酸産生を抑制します。同時に細胞膜の透過性を高めて細胞外にフッ化物を出してプラークのフッ化物濃度を高めます。細菌が糖を発酵させて酸を産生すると、プラーク中のフッ化物が脱灰に対して抑制的に働くという作用があります。

フッ素を定期的に塗布することによりその効果が持続していきます。

シーラント

シーラントとは、フッ素入りの樹脂で奥歯の溝を塞ぐという虫歯予防法です。幼いうちは、奥歯の溝が深く複雑な形状であるため、歯ブラシで隅々まで磨くことが出来ず、虫歯になってしまうケースがあります。そのため、シーラントにより奥歯の溝を塞ぎ、虫歯予防をすることが効果的です。

当院の小児歯科の特長

大切なお子様のフッ素塗布を特別に無料で実施しております。

当院では浜中院長自身も二児の父親で、こどもの予防歯科をとても大切に考えております。
普段忙しいママやパパに余計な心配事をかけないよう、大切なお子様のフッ素塗布を特別に無料で実施しております。

ご両親の治療のついでなどでも、大丈夫ですのでお気軽にご相談ください。

痛みの少ない虫歯治療

当院ではお子様のむしば治療においても、安全かつスムーズな治療のため、痛みの少ない治療を心がけております。
浜中デンタルクリニックでは表面麻酔をしっかり効かせて、麻酔液の温度を体温と同程度に温め、髪の毛と同程度の細さの33Gの麻酔針を用いて、注入時間をかける事により、麻酔時の不快感をほぼゼロで行っております。
お子様の麻酔の時間もしっかり確保しておりますので、安心して治療を受けることが出来ます。

※当院で治療が困難な場合や専門性の高い場合は昭和大学歯科病院の小児歯科をご紹介させていただいております。

日本矯正歯科学会認定医による矯正相談会

浜中デンタルクリニックでは日本矯正歯科学会認定医のDr.二木克嘉によるお子様の矯正相談会を行っております。
お子様のきょうせい治療は、すべての永久歯(おとなの歯)が生えて、身長が止まるまで治療することができます。
お子様の顎骨の成長コントロールが主な目的です。(痛みの無い簡単な装置です)
重要な点として、成長コントロールは、成長が終了したら行うことができません。(大体18〜22歳くらいまで)
ケースによっては上のあごや下のあごの拡大や前方への成長促進を試みる場合もあります。