歯ぎしり・食いしばりをする原因とはまたその3大特徴とは
歯ぎしり・食いしばりをする原因とは
ずばり日常で感じているストレスです!!
ヒトは寝ている時『ノンレム睡眠』と『レム睡眠』が交互に行われています。
睡眠の最初はまず『ノンレム睡眠』から開始されそれが約90分ほど行われます。この『ノンレム睡眠』では脳を休めたり、成長ホルモンが分泌され体内組織を修復したり、身体の免疫機能を向上させるなどの働きがあります。 『ノンレム睡眠』の次に行われるのが『レム睡眠』です。 この『レム睡眠』は浅い眠りと言われており、脳は活動した状態になります。この『レム睡眠』では思考の整理や記憶の定着を行なっています。
歯軋り・食いしばりはこの『レム睡眠』のタイミングで行われており、脳が活動した状態ですが
無意識下にて思考の整理や記憶の定着を行うことで生じるストレス発散をするために咀嚼筋の咬筋に力が入っているために行われています。
歯ぎしり・食いしばりによる歯や身体への影響
歯や骨への影響
ヒトの咬合力(噛む力)は起きている時では、自分の体重ほど(男性だと約70kg、女性だと約50kg)と言われています。それが就寝時では約100〜250kg程度に負荷が増幅され、起きている時の2〜4倍程度に増幅されると言われています。それだけ増幅された咬合力(噛む力)ですと歯が欠けたり、割れてしまったり、歯を支える歯槽骨が影響を受けて歯周病が進行してしまったり、その他にも頭蓋骨を支えている頚椎にも負担がかかって頭痛や肩こりの原因になったりと全身的にも悪影響が生じてきます。
虫歯や歯周病では無いのに歯が痛くなる原因の多くが、この歯ぎしり・食いしばりによって負荷が多くかかることによって起こってることがほとんどです。
歯ぎしり・食いしばりをする方のお口の中の3大特徴
①歯頚部に生じる【くさび状欠損】と【歯の咬耗】
【くさび状欠損】とは歯の歯頸部(歯と歯茎の境目あたり)のエナメル質がくさび状に欠けてる状態のことをいいます。歯ぎしりや食いしばりによって歯に異常な咬合力が加わって起こる症状で摩耗ともいいます。
【歯の咬耗】とは上の歯と下の歯が歯ぎしりや食いしばりによってすり減った状態のことをいいます。
②舌に生じる【圧痕】
歯ぎしりや食いしばりは閉口して行うので、口腔内が『ん〜っと』陰圧になって歯の内側に舌が押し当てられています。
舌は通常丸みを帯びてる形状ですが歯ぎしりや食いしばりをしている方は歯の形に波うった形になっているのが特徴です。
③頬の内側に白線がみられる
これも理由は②舌に生じる【圧痕】とほぼ同じなのですが、歯ぎしりや食いしばりは閉口して行うので、口腔内が『ん〜っと』陰圧になって今度は歯の外側に頬が押し当てられています。
そうすると上下の歯の間に頬の内側が挟まるので上下の歯の隙間に頬の内側が入り込んでその痕が白線として見られるのが特徴です。これは一見すると扁平苔癬やカンジダ症と似ているので診査診断が重要です。
次回のブログ記事ではその治療法を書きますのでどうぞ宜しくお願い致します。
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