マイクロスコープ(歯科用顕微鏡)を使ったサスティナブルな虫歯治療のSDGs(持続可能な歯科治療)
SDGs(エスディージーズ)とはSustinable Development Goalsで日本語で『持続可能な開発目標』の略です。
2015年の国連サミットで193か国の首脳の参加のもと掲げられました。
SDGsは貧困や飢餓、健康福祉、ジェンダー平等など17の様々な課題が掲げられてます。
豊かさを追求しながらも地球環境を守り『誰一人も取り残さない』を強調して2016年〜2030年までの15年間に達成することを目標にしています。
今回、浜中デンタルクリニックでは歯科治療においてもSDGsを達成できないかと考え、17の課題の中で 『3すべての人に健康と福祉を』と『12つくる責任つかう責任』と『13気候変動に具体的な対策を』にチャレンジしました。
現在、我々の日常の歯科治療の中で最も多く行う治療の一つが虫歯治療です。
そこで今回
『マイクロスコープ(歯科用顕微鏡)を使ったサスティナブルな虫歯治療のSDGs(持続可能な歯科治療)』
と題してブログ記事を書きます。
まずはマイクロスコープで21.2倍に拡大されてる下の画像をご覧ください。
咬耗(metal wear)ですり減って欠けた銀歯の脇から虫歯(caries)が進行しているのが確認できます。
従来の治療法ですと、まずレントゲン撮影などを行い虫歯の範囲や深さを確認して
①日目:麻酔をして銀歯を全部とって虫歯を除去して,虫歯が深かった場合は歯の中に神経を保護する裏層剤を一層敷いて数日間経過観察を行い
②日目:後日再度麻酔をして新しい銀歯を入れるために多少健康な歯を形を削って型取りして
③日目:さらに数日後に技工士さんが作ってくれた銀歯を合着するという
治療日数約3週間
治療回数3回
治療金額約4000〜6000円程度虫歯1本治すのにこんなに時間やコストがかかっていました。
(注)この従来の治療法は丁寧に術後経過を観察してきちんと新しい銀歯を作り直すという教科書的には100点の治療法なんですが、一般の方々にはどうしても歯医者はちょっとずつしか治さなくてお金儲けをしていると誤解されてしまう事が多々ありました(雀の涙程しか残りませんが…)。
そこで浜中デンタルクリニックではレントゲンで虫歯の深さを確認して深くなかったら、別に銀歯取らなくてもいいんじゃない!?
と従来の治療法とは異なる虫歯治療におけるサスティナブルなSDGs(持続可能な歯科治療)を考案しました。
マイクロスコープで21.2倍に拡大されてる下の画像をご覧ください。
虫歯はある程度の深さですが範囲は限局的ですべて銀歯を取らなくても大丈夫そうです
そこで今回は銀歯自体は問題なさそうなので、銀歯を残したまま虫歯をとった穴(窩洞)だけ保険治療のコンポジットレジンで充填しようと治療計画を立てました。
マイクロスコープで21.2倍に拡大されてる下の画像をご覧ください。虫歯をとった穴(窩洞)を保険のコンポジットレジン(composite resin)で充填治療しました
術前(before)➡️術後(after)です
浜中デンタルクリニックが考案したマイクロスコープ(歯科用顕微鏡)を使用したサスティナブルな虫歯治療のSDGs(持続可能な歯科治療))だと
①日目:麻酔をして銀歯を残したまま横から虫歯だけ削るので痛みも無く、穴(窩洞)だけコンポジットレジンの保険治療で埋めて完了。
日数1日
治療回数1回
治療金額約1500~2000円程度以上で治療完了です
浜中デンタルクリニックが考案したマイクロスコープ(歯科用顕微鏡)を使用したサスティナブルな虫歯治療のSDGs(持続可能な歯科治療)だと
❶従来は治療日数3週間➡︎虫歯治療のSGDsは1日
❷従来は治療回数3回➡︎虫歯治療のSGDsは1回
❸従来は治療金額治療金額約4000〜6000円程度➡︎虫歯治療のSGDsは約1500~2000円程度と非常に多くのメリットがあります。
ただメリットがあれば当然デメリットもあります。
今回の治療法のデメリットは以下です
①銀歯を白い詰め物に変えたい場合(今回は咬耗があったので全部保険のコンポジットレジンで治療すると削れたり割れたりして他の歯に咬合負担がかかるか可能性が高いので、白くしたい場合は自費のセラミックが適応になる)
②レントゲンに写らないほどの浅い虫歯が残っている可能性がある(この場合は慢性的な虫歯なので日常生活ではほぼ問題が起きない)です。
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それでは今回チャレンジしたSDGsの17の課題の中の 『3すべての人に健康と福祉を』と『12つくる責任つかう責任』と『13気候変動に具体的な対策を』を検証していきましょう。
虫歯(むし歯)はストレプトコッカス・ミュータンス(Streptococcus mutans)という細菌感染による疾病(病気)ですので、今のように虫歯を治すことは当然身体の健康につながります。
今回浜中デンタルクリニックが特に提案したかったSDGs課題が『12つくる責任つかう責任』と『13気候変動に具体的な対策を』です。
従来の銀歯を作り直す方法ですと
①2回分の麻酔量や切削バーや神経を保護する裏層剤
②健康な歯まで大きく削るので痛みが出る場合がある
③型取り材や仮封材、合着セメントやさらに技工物を作製する技工士さんや技工物を受け取りに来る営業マンの人件費やガソリン代や多くの歯科用金属などと多くの人員やコストや消費資源やそれに伴うたくさんの温室効果ガスが発生しておりました。
浜中デンタルクリニックが考案したマイクロスコープ(歯科用顕微鏡)を使用したサスティナブルな虫歯治療のSDGs(持続可能な歯科治療)ですと
①一回分だけの麻酔量で元の銀歯を残したまま、横から必要最小限の歯の切削量なので、痛みも無くのコンポジットレジン充填だけで治療が完了します。その結果、新しく銀歯を作成するために必要になる多くの人員や資源やコストを削減カットすることが可能となり、温室効果ガスの発生を抑えることが可能です。
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この治療法は患者様だけではなく地球環境にも配慮した新しいSDGs(持続可能な歯科治療)です。
この治療法に興味がある患者様はお気軽に当院までご連絡ください。
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浜中デンタルクリニック
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